長野県立科町へ 旅する移住

インタビュー

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美味しい水と美しい自然の中、創り出す豊かな生活

牧内 久美さん

年代
50代
家族構成
ご主人、犬二匹
前職
IT関連の営業

立科町地域おこし協力隊として、2017年5月から2020年4月の間活動された牧内さん。現在は、塩尻市振興公社立科拠点テレワーク事業のディレクターや農作業手伝いなどで活躍しています。

移住に至る経緯を教えてください。

東京世田谷で生まれ育ちました。信州との最初の出会いは、信州大学に進学したことでした。 松本で1年、上田で3年暮らす中で、この辺りが良い所だと知りました。

どういったところが気に入ったのでしょうか?

一番気に入っていたことは山が多いことです。 東京だと富士山と筑波山が見えるぐらいだけど、信州には美しい山が沢山あります。 立科町に大学の同級生がいたので、卒業後に東京のIT企業へ就職してからも、週末にこちらに遊びに来ていました。夏は農作業のお手伝いをして、冬はスキーを楽しんでいるうちに、いつしか立科町で暮らそうと思うようになっていました。
そんな中で、本社勤務に転属したのがきっかけとなり、いよいよ移住を本格的に考えるように。立科町での住まい探しを始めたんです。

移住を本格的に考え始めて1年くらい経った時、立科町が地域おこし協力隊を募集していることを知り、これは移住のチャンスではないかと思い即応募しました。
内定をもらい、職場に退職の旨を伝え家族の承諾も得て、ちょうど50歳になる2017年5月に立科町への移住を実現しました。

地域おこし協力隊として、実際に立科町で暮らし始めてからはいかがでしたか?

最初は自分自身も移住して来たばかりで、知らないことばかりでした。ですので、これで本当に移住・定住担当が務まるのかとても不安でした。
戸惑うことも多くありました。 水道代やガス代等の光熱費についてすら、最初はよく分からなかったんです。

先ずは、町のことを勉強せねばと、移住に役立つ資料を読み込みました。 他の自治体の例も参考にしましたね。そして、町の歴史を学ぶために「たてしな歴史研究会」に入りました。中山道は有名ですが、古東山道という古くからの道があることを知りました。古東山道とは、古墳時代に大和朝廷が東国を支配するための重要路線で、政治・経済・文化の通り道として主要な道であったそうです。

町の移住施策がとても充実してきていますね。

地域おこし協力隊として活動を開始した頃、ふるさと交流館「芦田宿」がリニューアルオープンし、移住サポートセンターが設置されたことは大変良かったことです。
移住サポートセンターができたことで、移住希望の方に気軽に相談をしていただけるようになりました。
そして、具体的に移住を考えておられる多くの方々と知り合う中で 、移住を検討している方が知りたい情報を集め、町の職員さんに相談しながら移住補助金制度の導入等移住促進のベースづくりをしました。 また、移住希望の方の住まい探しに役立つよう、空き家利用促進補助金の導入に着手しました。家を買ったり、借りたりした場合、立科町から最大50万円の補助金が出るようになりました。契約後という条件つきではありますが住まい探しにお役立て頂けたらと思っています。

お休みの時はどのように過ごされていますか?

家庭菜園程度ですが、農作業をしたり、綿花を育てて糸を紡いだりしています。 東京で会社勤めをしている頃から陶芸を習っていたので、こちらでも習えるよう教室を探しているところです。 パン屋さんやケーキ屋さんが近くにないので、パンもお菓子も自分で焼きます。 お味噌も手作りです。

町のおかあさんたちに漬け物の作り方も教わっています。 東京は美味しいパンもスイーツも豊富で簡単に購入できますが、ここでは何でも買ってくるというわけにはいきません。でもこの環境だからこそ、手作りの生活を創り出す楽しみがあります。
そのような暮らしを堪能しています。

今後の夢や思いをお聞かせ下さい。

立科町の魅力は水の美味しさと浅間山・蓼科山がおりなす美しい風景です。
この素晴らしさを多くの方に伝えて行くことと、移住を希望される方々のお役に立つことが目標です。 地域おこし協力隊は2020年4月末で卒業しましたが、テレワーク事業のディレクターとして、町のテレワーカーさん達のディレクションをしています。子育て中のママさんたちや、空いた時間に仕事をしたいという方に、前職の経験を生かしながらテレワーカーとして仕事ができるようお手伝いをしています。
スキルアップの為の講習会を企画して、テレワーカーさんのバックアップもしています。 そして、テレワーク事業の紹介や営業も手掛けています。

2020年6月から、長野県の「信州暮らしパートナー」に任命されたこともあり、今後も立科町の魅力をPRしていきたいです。美味しい水や美しい自然に触れて頂き、駅もインターもないけれど、とても豊かな暮らしがここにあることを多くの人に知ってもらいたいと思っています。