インタビュー

立科町とウガンダ共和国の懸け橋

須藤 佳奈さん

立科町への移住前にはJICA海外協力隊としてウガンダで2年間教員として活動していた須藤さん。 帰国後はホストタウンである立科町で、地域おこし協力隊としてウガンダ共和国との交流の懸け橋となる活動を行っている。

どうしてウガンダ共和国に?

東日本大震災を経験したことで今まであたりまえと思っていた日常やモノがあっけなく失われてしまう経験をしたことから、「モノがあふれている日本から飛び出し、モノが少ないと言われているアフリカの地で自分に何ができるのか挑戦したい」という気持ちからJICA海外協力隊としてウガンダ共和国で活動していました。

立科町の地域おこし協力隊に応募した理由を教えてください

私の場合はとにかく「ウガンダ」に関わる仕事を希望していました。
立科町はウガンダ共和国のホストタウンに登録されており、たまたま立科町で「ウガンダ共和国」に関わる活動という協力隊の公募に応募し、立科町に移住することになりました。

地域おこし協力隊での具体的な活動内容はなんですか?

国際交流事業の担当として2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けてウガンダ共和国を知ってもらう活動をしています。
コロナの影響もあり、オリンピックに関する活動は2021年現在少し減っていますが、今までの活動としてはウガンダ写真展を開いたり、小中学校での授業やウガンダとのオンライン交流、在日ウガンダ人を招待した料理イベント、地元ケーブルビジョンでのウガンダ情報発信番組のサポートや調整、長野コーヒーフェスティバルへの出店、特産品の販売のほか、コロナ禍でもできるイベントとしてホストタウン登録自治体が連携して、各ホストタウン相手国の観光地や交流のようすをリレー形式で紹介・展示する「ホストタウン写真リレー」の企画・調整を行いました。

基本的には「これをやってください」というものがあらかじめ決まっているわけではなく、どんなことをするのかなども全て自分発信になります。自分の中でどんなことを知ってもらいたいか、どういった工夫をしたらいいかなど考えることが難しいところでもあり、やりがいを感じています。

いまお伺いした活動の企画や提案は須藤さん一人でされているんですか?

私の場合は特異な活動内容になるので他の協力隊の方と一緒に活動する機会は少なく、基本的には私一人で進めていますが、一人でできることにも限りがあるので、いろんな人に知恵を借りたり、助けていただきながら進めています。
協力隊の先輩方は人脈もありますし、こういったときはどうすればいいのかなどの相談によく乗っていただいています。

活動の中でうれしかったことは何ですか?

ウガンダと立科町の中学生がWeb会議を通じて英語で交流するという企画の際に、多くの生徒が「とにかく楽しかった」ってアンケートに書いてくれたんですね。
それくらいの年齢の子が異文化に触れる機会は少なく、交流を通じて新しい文化を知ることへの楽しさを感じてもらえたことがとても嬉しかったです。

また、こういった国際交流の機会を通じて、小中学生が将来さまざまな国に興味を持ち、世界の課題に挑戦しようと思う人が1人でもいたら嬉しいなと思います。私が行っていることは、小さな町でのそういった種まき活動だと思っています。誰か1人でも芽が出て、花が咲いてくれたらこんなに嬉しいことはありません。

就任にあたり不安はありましたか?

不安や心配事はありませんでした。(笑)
協力隊の活動においても、役場の担当課の方が親身に相談、対応いただけるので不安や心配はありません。

立科町に移住しての感想をお聞かせください

ウガンダ共和国から帰国して直ぐに立科町へ来たのでとても快適に過ごしています。
小さな町だからこそみんなが顔なじみで、すぐに覚えていただける、声をかけていただける。そんな温かい地域です。
子育てをするうえでも地域の目があるので安心して子育てができる環境だと感じています。

一番感動したことはとにかくご飯がおいしい!
地元の特産品、野菜などもそうですがとにかく白米がおいしすぎます!

生活の面でも日常生活に必要なお店、施設もそろっていますし、自然も豊か。
近場に温泉施設があるので気軽に行けるのはいいですね。
今ではすっかり常連です(笑)

任期終了後の予定をお聞かせください

特に決まっていませんね(笑)
ですが他の協力隊の方々を見ているとリンゴ農家になる方や、携わっていた事業に関係する仕事(例えばテレワーク事業)であったり、独自で新たな事業を立ち上げるという方もいるそうで、いいなあと思います。
それ以外にも就職・就農・創業に対して町からサポート頂けるので、移住したいと思っている人にとっては、魅力的な制度だと思います。
私の場合は、まだ1年半任期が残っているのでこれからじっくり考えたいと思います。

地域おこし協力隊へ募集を考えている方へのメッセージ

地域おこし協力隊としての任期後の定着率は100%!とても住みやすい地域で、ご飯がおいしいですよ。